外国人雇用に関する情報

外国人雇用に関する情報

- 企業からのメッセージ1 -
トップの姿勢が外国人雇用の成否を決める

株式会社コスモテック

※経済産業省「高度外国人材活躍企業50社(2018年)」に選定

〒190-0022 東京都立川市錦町5-5-35
TEL : 042-526-1411
HP:https://www.cosmotec.ne.jp/j/j_index.html

<事業内容>
・粘着製品の印刷・加工・開発及び製造販売
・粘着シート・テープの開発及び製造販売
・印刷インクの開発製造 等
<今回、取材にご対応いただいたのは>

株式会社コスモテック 代表取締役社長 高見澤共伸氏

リーマンショックを契機に取り組み開始
当社はディスプレイ関連の部品のサプライヤーなのですが、2009年のリーマンショックを契機にきっかけに、急激に仕事が減ったタイミングがありました。そこで、中国や韓国、台湾といった海外市場を求めた結果、外国人の社員が必要になったのです。海外進出に外国人が必要な理由は二つ。一つは言葉、もう一つは文化的な面です。海外でビジネスを行うには、その国のビジネス文化を肌で分かっているかどうかが重要なのです。以降、継続的に外国人雇用に取り組むこととなったのです。

現在、社員41名のうち、8名が外国人ですので、約20%を外国人が占めていることになります。出身国は様々ですが、中華圏が多いです。アルバイトから社員となった外国人の方もいますね。職種としては、こちらも様々ですが、営業企画や物流、技術開発、製造現場にも就いてもらっています。もちろん、海外関連の仕事は積極的に任せます。

外国人社員には少しの「えこひいき」を
私の考える外国人社員の定着のポイントは、少し肩入れをするということです。例えば、外国人社員の電話応対がたどたどしてく、お客様からクレームが入ってきたとします。ここで、それについて外国員社員に責任があるように報告をしてきた社員には「それでは、あなたが出ればいかがか」というのです。できれば上役が、外国人社員の味方であるというスタンスをつくり、組織全体をそのように導いていくのです。組織と外国人社員の関わりでいうと、「忖度なし」で発言をする外国人社員に組織の雰囲気が良くなったり、士気が上がったりすることもあります。

外国人雇用イベント参加のススメ
外国人を採用するには、企業側から外国人にアピールをしなければなりません。そのためには、例えば経済産業省や公的機関が実施する外国人雇用関連イベントには積極的に参加することが大切です。民間でも外国人雇用のイベントを行っているところもあります。当社では、日本文化にフィットしている留学生を採用していきたいと考えていますから、自治体等が主催する留学生に対する合同企業説明会は重宝しています。

これから外国人雇用に取り組み企業様へ
外国人雇用に取り組みたければ、「まずはその一歩を踏み出すこと」です。当社でも、今までに辞めてしまった外国人社員は数多くいます。トライアンドエラーを繰り返し、自社に合った方法を見つけ出していくしかありません。いざ踏み出してみると、外部からの支援策は多いものです。特に、自治体をフル活用することがおすすめです。自治体のイベント情報等を調べて、参加していくと、次第に自治体からも適時イベントの連絡がくるようになります。イベント以外にも、様々な支援策を、ぜひ積極的に問い合わせてみてください。