現在、当事業所のクライアントは外資企業が主であり、海外人材を呼び寄せる際のビザ申請業務を多く行っております。業種としてはIT系が多いですね。日本の企業では、近年、新規で外国人材の獲得を目指したい企業が増えてきています。コロナ禍の影響は解消されてきており、昨年秋からご依頼件数も戻ってきています。今年になってコロナ期間中の遅れを各社が取り戻すかのように、３、４月は多忙でした。

これから外国人雇用に取組まれる企業は、ぜひ入社とビザ申請時期のタイミングを考慮して、計画的に申請実務を進めていくのが良いと思います。海外人材が日本で働き始めるまでには、数か月かかるケースも少なくありません。全体的なスケジュールをおおよそ把握する必要がありますが、どうしても専門的な知識も必要になってきますので、当初の段階から私たちのような専門家にご相談をされるのも良いかと思います。 また、企業によっては外国語を話せる人材がいないからといって、外国人雇用に踏み込めないケースもありますが、言語の心配はそこまでする必要はないと思います。日本での就労を希望している外国人はある程度日本語が話せる人が多いですし、申請業務では私たちもフォローできますからね。

私は以前、LEC東京リーガルマインドの講師をしていましたが、その後、行政書士登録をして事務所を設立しました。現在は国際法務に特化していますが、元々外国人関連の業務をする予定があったわけではなく、様々な業務を経験した上で、この分野に興味が強いことが分かったのです。開業したての行政書士の方は、まずは様々な業務にチャレンジをしていくのが良いと思います。そして注力していくジャンルとして、国際関係の案件は今後減ることはないと思うので、活躍できる分野であると思います。