外国人雇用に関する情報
- 企業からのメッセージ8 -
日本とインドを繋ぐ、思いやりのある共生社会を目指して
<今回、取材にご対応いただいたのは>
代表 近藤祐市様
「インドに恩返しがしたい」という想いから開設
「ナマステ江戸川区」は2020年11月に、その名を冠している東京都江戸川区にて開設しました。江戸川区には東京都にて最も多い6千人強のインドの方々が暮らしています。
代表である私はインドに5年程住んでいた事があり、その内2年間は日系企業で働いていました。また元々はインドの方々を支援するつもりでインドに渡り、デリー大学院にも進学したのですが、結果的には自分が生活していく中でインドの方々に大変助けられました。その恩返しがしたいと思い、日本で当団体を立ち上げました。当時から江戸川区にはインドの方々が多く、大学院のインド仲間と開設しました。
3つの事業で日本とインドの架け橋に
① 文化交流
江戸川区のインド関連施設を巡る「街歩きツアー」等(街歩きツアーは、リアルなインドを学ぶ上で、企業様の人材研修の一環としても活用頂いております)、様々な交流イベントを実施しています。昨今では、企業様や大学等でインドへの理解が進むように「インド理解講座」をスタートしました。
<東京都の教員様向けに実施した「街歩きツアー」>
② HOME VISIT(ホームビジット)
ホームビジットでは半日程インドのご家庭に滞在して、参加者と一緒に本場のインドカレーを作り、互いを知る為の異文化交流を実施。同じ場所で同じ時間を過ごし、同じ物を食する事で、相互理解を促進しています。インド人を雇用検討されている企業の方々がインド人の人となりを知る為に、参加頂くことも増えてきました。
<参加者のホームビジットの様子>
③ 生活サポート
日本で暮らすインド人の方々の生活サポート全般を行っています。例えば、住居確保・生活に必要な公的契約支援、在留資格手続きのサポート、日本で生活する上での相談・苦情への対応等も行っています。
<東京インターナショナルスクール(TIPS)開設する上での公的手続き支援>
就労者としてのインド人の特長
近年ではインド人採用を積極的に検討している企業様や団体様が益々増えています。理由としては、第一にインド人のITスキルが挙げられます。日本一インド人が多い江戸川区では、9割程の方々がIT人材であり、将来的にIT人材が不足する日本では、今後も日本でのインドIT人材の活躍が見込まれます。
第二に、インド人の気質によるところも多いと思います。優しい国民性は介護人材に向いており、日本の地方では介護施設で働くインド人材が増加しております。またインドは、地理的に中東やヨーロッパ各国に介護人材を多く派遣しているので、介護職の資格を持っている優秀な人材が多いのも特長です。